はじめに|水カビ病は「正しく知れば怖くない」病気
水カビ病は、熱帯魚・金魚・メダカなど、ほぼすべての観賞魚に起こり得る非常にポピュラーな病気です。そのため、体表に白い綿のようなカビが付着するため見た目のインパクトは強いですが、
- 早期発見
- 正しい治療薬の使用
- 水質管理の徹底
この3点を守れば、初心者でも十分に治療・予防が可能です。
本記事では、これからアクアリウムを始めた方でも迷わないよう、
- 水カビ病の正体
- 写真がなくても判断できる症状
- 失敗しない治療手順
- 本当に効くおすすめ薬剤
- 再発させないための管理方法
を、実践ベースで徹底解説します。
水カビ病とは?【原因菌と発症メカニズム】
そもそも水カビ病とは、Saprolegnia(サプロレグニア)属を代表とする水生真菌(カビ)が、魚の体表・ヒレ・エラ・口周りなどに繁殖することで発症する病気です。

水カビはどこから来る?
この水カビ病の原因となる菌は以下の場所に常在しています。
- 水槽の水
- 底砂
- フィルター内部
つまり、水カビ病は「外から持ち込まれる病気」ではなく、
魚の免疫力が低下した時に発症する日和見感染症です。
水カビ病の症状【初期〜重症まで完全網羅】
初期症状(見逃し厳禁)
- 体表・ヒレに白いモヤ状の付着物
- ヒレの縁が白く濁る
- 体をこすりつける行動
- なんとなく元気がない
中期症状
- 綿のようなカビがはっきり見える
- 患部が赤くただれる
- ヒレが溶け始める
重症化すると…
- カビがエラ・口に付着
- 呼吸困難・摂餌不能
- 短期間で死亡するケースも
⚠ エラ・口への発症は致死率が非常に高いため、即治療が必要です。
水カビ病の主な原因【9割は飼育環境】
① 外傷(最大の引き金)
- 混泳トラブル
- 流木・石での擦り傷
- 網ですくった際のダメージ
② 水質悪化
- アンモニア・亜硝酸の蓄積
- 濾過不足
- 水換え不足
③ 水温低下・急変
- 15℃以下で免疫力低下
- 季節の変わり目が要注意
④ 慢性的ストレス
- 過密飼育
- 強すぎる水流
- 照明時間が長すぎる
水カビ病の治療方法【失敗しない5ステップ】
STEP1:可能なら隔離
治療は別容器(プラケース・予備水槽)が理想です。
STEP2:水換えで環境リセット
- 本水槽:1/3程度
- 治療水槽:全換水
STEP3:エアレーションを必ず行う
薬浴中は酸欠防止が必須です。
STEP4:薬浴治療
水カビ病は薬剤治療が最短・最確実です。
STEP5:完治後も油断しない
見た目が治っても2〜3日は治療継続します。
水カビ病に本当に効くおすすめ治療薬【比較表】
| 薬剤名 | 効果 | 対応魚 | 初心者向け | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|
| グリーンFゴールド顆粒 | 強力 | ほぼ全魚種 | △ | ★★★★★ |
| グリーンFリキッド | 中 | 小型魚中心 | ◎ | ★★★★☆ |
| 観パラD | 中〜強 | 金魚・熱帯魚 | ○ | ★★★★☆ |
グリーンFゴールド顆粒【最強クラス】
- 動物用医薬品
- 重症例・再発例に対応
- 水カビ病+白点病にも有効

グリーンFリキッド【初心者定番】
- マイルドで扱いやすい
- 初期症状に最適

観パラD【併発症対策】
- 水カビ+細菌感染
- 尾ぐされ併発時に◎

塩浴は効果がある?【結論:補助的】
- 濃度:0.3〜0.5%
- 効果:体力回復・浸透圧調整
⚠ 塩浴だけで完治はしないため、必ず薬浴と併用しましょう。
治療期間と治らない時の対処
- 軽症:3〜5日
- 重症:7〜14日
改善しない場合は
- 薬の種類変更
- 水温を2〜3℃上げる
水カビ病の予防法【最重要】
✔ 定期的な水換え
- 週1回1/3目安
✔ 傷を作らないレイアウト
- 尖った石・流木は避ける
✔ 新魚トリートメント
- 別容器で1週間観察
✔ 常備薬を用意
- 1本あるだけで安心感が違う
よくある質問(FAQ)
Q. 自然治癒しますか?
A. ほぼ治りません。早期治療が重要です。
Q. 人に感染しますか?
A. ほぼありませんが、治療後は手洗い推奨。
まとめ|水カビ病は「知識」で防げる
この病気は、
- 飼育環境の乱れ
- 小さな油断
から発症しますが、
正しい知識と準備があれば最も対処しやすい病気です。
初心者の方こそ、
- 水換えの習慣化
- 常備薬の準備
を意識し、安心してアクアリウムを楽しみましょう。
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